コレクション: スケルトン

時刻に追われるだけの時計はもう脱ぎすてて、人生も時も"楽しむ"。そんなライフスタイルを楽しめるのがスケルトン懐中時計です。

電池式時計には真似できない、機械式時計のみに許されたスケルトン

スケルトンの魅力は、何と言ってもむき出しに見える歯車や受け石になっているジュエル、機械に刻まれた刻印の装飾を見られることです。時計としての本来の使命である「時間を見る」事に関しては実用性が低いとしても、スケルトン部分から見える機械は時間を見る以上に、電池を使用せず、まるで生き物のように動き続ける美しさに魅力があると思います。

また、通常の時計は文字盤に覆われていますが、スケルトンの場合は直接風防に機械の音が反響し、より大きく聞こえるのもポイント。実用的なメリットとしては、中身にホコリが入った時や何らかの異常をきたした場合に、分解せずとも状況を把握しやすい事がいえます。


手巻き式の懐中時計は、最良のコンディションを維持するため1日に1回ゼンマイを巻く必要がありますが、毎日自分の手でゼンマイを巻くということは、日々の生活に少しのゆとりと持つことができていることに繋がります。そして、それは時計への愛情に変わってゆくでしょう。スケルトンタイプはゼンマイが丸見えなので、どれくらい巻けば良いのかすぐ分かるのも利点です。


専務こと、合田も語る、誰もが興味を持つスケルトン

時計のことを知れば知るほど、興味が沸いたのはスケルトンでした。最初は「壊れやすいんじゃないのか?」「ガラスが割れるんじゃないのか?」という事ばかり考えていたんですけど、実際そのような心配はほとんど無用で、通常の時計となんら変わりなく使えます。

ある時、夜遅くまで仕事をしていた時に時計のゼンマイを巻いて机の上に置くと、充分すぎるほどしっかり音が響き渡ってきました。昼間人ごみや音の出る場所ではあまり感じませんが、周りが静かになると大きい音がはっきり聞こえてくるのはスケルトンならではでしょう。

株式会社 正美堂 専務: 合田圭四郎


裏も表もスケルトンの懐中時計。動画でご覧ください。