毎日定時に、巻けば巻くほど愛着がわく手巻き式懐中時計。クォーツ時計にはない良さがあります。

手巻き式とはリューズでゼンマイを巻き上げ、時計が動くことを言います。クォーツ(電池)式と違い、毎日巻いてあげないと動きませんが、この行為がクセになると可愛く、愛着がわきます。

腕時計では新しい技術である「自動巻き」が主流ですが、アンティークウォッチや昔からの技工を凝らした懐中時計は今も手巻きが主流。ゆったりとした時間を過ごしたい方には、手巻き式懐中時計がおすすめです。

毎日懐中時計を手に取り、ゼンマイを巻いてその日一日を振り返ってみてください。イライラしていたことや、悩んでいたこともきっと、巻いている間は忘れて穏やかな時を過ごせるでしょう。

クォーツ式にはない、スムーズな針の動きや心地良いロービートの音。巻き上げる手間はあるかもしれませんが、そこがまた可愛いところでもあります。

初めて時計をご使用になる場合はクォーツ式がいいかと思いますが、もう一歩踏み出して時計の歴史や深さを知っていただけるのも手巻き式の魅力です。