『蒔絵』の歴史は遥か遠く、飛鳥の時代にまでさかのぼり、正倉院御物「金銀細荘唐大刀」等にその証が現存する日本古来の技法です。
漆の地に金・銀・スズ粉・色粉等を蒔きつけて仕上げる漆工芸加飾法『蒔絵』は、平安時代の室内調度品や寺院内部の装飾として重きをなし、今日に至る礎を築きました。そして室町中期には、基本技法のほとんどが完成したといわれています。
文箱や硯箱、筆といった文具の祖に『蒔絵』をほどこし、芸術性を高めていきました。
『蒔絵』、それはいつも身近においてその美しさと触れあっていたい日本の美、伝統工芸の精華にほかなりません。
本体は、国内ブランドとして人気の高いシチズンの懐中時計です。ケースサイズが小さいながらも、視認性に優れたアラビア数字で大変見やすい文字盤になっています。
美しく、価値のある蒔絵が施された懐中時計は、アクセサリーのように身に着けてお使いいただけます。ポケットにいれたままにするのではなく、常に視界に入るので、眺めてお楽しみいただけます。
また、洋服だけでなくお着物にもぴったりです。その場合、付属の絹織下げ紐をお使いください。
略歴
昭和五十年:沈金師 古今菁峰氏に師事
昭和五十三年:石川県立輪島漆芸技術研修所卒
昭和五十五年?:独学で蒔絵技術の習得に励み現在に至る
職人である辻和寿氏が手がけた、この作品名は「小花」。黒い漆に金や白の花模様が描かれています。可愛らしく華やかなデザインです。
一本一本丁寧に手組みされた提げ時計用提げ紐が付属しています。こちらは素材に色染めされた生糸(シルク100%)のみを使用しております。手にとっていただくと、生糸ならではのしなやかさを感じていただけます。
専用のボックスと取扱説明書・保証書も同梱しております。(デザイン等は余儀なく変更になる場合がございます)
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工芸品を時計として持ち歩くよろこび
絵画とは違い、美しく輝くのが特徴的な蒔絵は、現代のデジタルには真似できない美しさを持ち合わせています。手作りならではの温かみが感じられる、まさに宝物になる世界で一つだけの懐中時計です。
ペンダントウォッチや、下げ緒をつけて着物の帯に挟んだりと、ファッション・実用性両方合わせてお楽しみいただけます。
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