ヨーロッパの伝統工芸である時計の技術と、日本古来の技法で表現し続けている蒔絵がおりなす作品。
1910年から変わらず開発し続けるアエロ(AERO)社の創立100周年を記念し、アニバーサリーモデルとして蒔絵とのコラボレーションウォッチが誕生。日本の重要無形文化財として指定されている蒔絵の技術を、一流の職人が一流の技法で見事に表現。
一つ一つ手作業で仕上げている、世界で一つだけの懐中時計。
略歴
平成元年 伝統工芸士 熊野貞久氏に師事
平成五年 技術習得年期明ける
平成九年 独立
平成十五年 伝統工芸士(経済産業大臣指定 第五〇五七三八号)認定
第二十五回 石川県伝統産業技能奨励賞表彰
第三十九回 新院展 新人賞受賞
新院展 他入選4回
第七回 兼六園大茶会工芸作品展 奨励賞受賞
第十回 兼六園大茶会工芸作品展 北國新聞社長賞受賞
第十二回 兼六園大茶会工芸作品展 他 入選4回
風神雷神図(国宝)縁起
京都の建仁寺に行くと、入り口近くの部屋に、まるで普通の屏風のように国宝の「風神雷神屏風」が置いてあって驚いてしまう。もちろん、本物は普通の屏風みたいに置いたりはしない。ここにあるのはレプリカ。普段本物は京都国立博物館に寄託されている。
本物には落款も印章もないが、誰もが宗達画中最高の傑作と推す作品である。本図を描くにあたって宗達自身がひかれたのは、おそらく三十三間堂にみる鎌倉彫刻「風神雷神像」が表す豪快な人間的魅力にあったのだろう。宗達はそれらを絵画化するために「北野天神縁起絵」(弘安本系)中に描かれる雷神の姿を借りている。
本図の制作年代については寛永七年(1630)以降の最晩年期おく説が多いが、筆者は養源院障壁画の製作期に近い元和末年、少なくとも寛永初年をくだらない法橋位叙任以前にまでさかのぼらせたいと考えている。
作風展開を考える上で規準となる作品には、元和末年の養源院および無量寿院の障壁画、寛永十一年ごろの制作と推定される「伊勢物語図」色紙絵などがあげられる。
これらの作品郡が示す作風は、元和末年におけるなお若々しい野性味をたたえた力強い画境から、寛永七年、繊細な抒情性を求められるようになり、次第に王朝趣味を濃くしてゆく作風展開がよみとれよう。それらはまた、町衆画家宗達へ転化してゆく過程を示すものではなかっただろうか。
宗達晩年期の作風推移を以上のようにみるとき、「風神雷神図」屏風の制作年代はどうしても養源院障壁画製作期に近い時期にまでさかのぼるのである。
山川武
俵屋 宗達(たわらや そうたつ)
生没年不詳は不明で、主に慶長から寛永年間(1596〜1643年)にかけて活動したと伝わる江戸時代の画家。通称、野々村宗達とも呼ばれている。作風の知名度の高さや後世への影響、伝記など多いが、同時に不確かなものであるため真実は不明である。
単なる扇絵職人ではなく、平家納経の修復に関わるなどの経歴も残っている。皇室からも作画の依頼があるなど多方面で活動していたものと思われる。一流の絵師であることには間違いなかったが、江戸時代後期から明治時代にかけてはあまり高く評価されておらず、大正時代から評価が見直され現代に至っている
素材はシルク100%使用
蒔絵懐中時計には、専用の提げ紐が付属。伝統ある京都西陣織の帯締め職人により、一本一本丁寧に手組みされた提げ時計専用下げ紐。
素材には色染めされた生糸(シルク100%)のを使用する豪華な仕上がり。手にしてみると絹独特の柔らかい肌触りとしなやかさを感じさせてくれる。
組み紐の中でも代表的に有名な角八津立別正倉院入で仕上げている。
時計に恥じない、高級な組み紐が蒔絵懐中時計に和のテイストをさらに加え、より一層高級感を増す。
漆の美しさを全体で表現した時計
古来からの日本伝統技術である蒔絵で彩られたアエロの懐中時計。スイスの文化である時計の技術と日本の伝統である蒔絵の伝統が融合した、後世に残すべき貴重な時計に仕上げられています。
未だ歴史的に謎の多い、宗達の絵画を蒔絵職人である松木大輔が全て手作りで表現した、贅沢な逸品です。
手作りならではの温かみが感じられる、まさに一生の宝物になる世界で一つだけの懐中時計です。
表蓋内側には、5文字程度で文字刻印が可能となっている。
大切な方へのプレゼントや、代々受け継がれていくための、後世に残すメッセージなどを刻印することが可能。
職人が手作りで制作する蒔絵と同様、世界に一つだけの絵にオリジナルの刻印を掘り込むことで、より一層価値のある、自分だけの時計に変化させることができる。
アエロ(AERO)/100周年記念蒔絵時計/松木大輔/雷神(宗達)/懐中時計
ムーブメント
手巻き(ETA/UNITAS Cal. 6498-2)17石
付属品
専用チェーン、保証書、説明書、専用ボックスにてお届け
懐中時計とペンダントウォッチを専門に、永遠の定番である1942シリーズなど人気の高いモデルがあり、時計の本場であるスイスでも高く評価されているブランドである。
本格機械式時計だけにとどまらず、初心者でも安心して使えるクォーツモデルまで幅広いラインナップがあり、性別や年齢を問わず多くのファンを持つアエロの時計は、スイスの伝統を感じられる数少ないブランドと言えるでしょう。
主に家族で経営しており、バーゼルワールドなどでお会いしてもとてもフレンドリーに接してくれ、とても親近感が持てるアットホームなブランドです。
ヨーロッパ古来の打ち出し技術と、一流の職人による彫刻技術にこだわる、他に類を見ないブランド。
手作りの暖かさにこだわり続け、懐中時計らしい、どこか懐かしさのある作品を作り続ける、スイスで他に類を見ないブランド。
時計本来の美しさを表現する造形は、本場スイスだけでなく、世界中で愛されています。
誕生は1910年。
腕時計と比べ、16世紀から誕生している懐中時計の歴史はとても長く、技術的にも300年以上の歴史があり、現在ではこれ以上がない、完成されたものとなっており、アエロが製作する懐中時計は、その歴史を感じることができる、スイスでも数少ないブランドです。
もともと時計パーツメーカーとして、その知名度を持っており、1910年の第一次世界大戦中に誕生し、その実績を伸ばしていきました。
アエロは、手軽にご購入いただけるクォーツ式の懐中時計から、金無垢素材の高級懐中時計まで、幅広く取り扱い、幅広い層のユーザーから好まれるブランドです。
正美堂は、エアロ(アエロ)時計、正規取扱店です。
正美堂が取り扱う商品は、代理店とのパートナーシップのもとに正規商品及びアフターに関して自信をもっておすすめしています。正美堂は、お客様の期待を裏切りません。良質のある・確かなものを一生お使いいただきたいから、当店は自信を持ってエアロ(アエロ)時計を販売しております。
この商品は、当店に入荷する前にメーカーによる品質検査(検品)を行っております。また、商品が当店に入荷し、お客様に商品を発送する前にも正美堂従業員がチェックしております。細心の注意を払いお送りしておりますが万が一商品の不良品の場合、当店にご連絡の上、ご返送下さい。(詳しくは特定商取引に関する法律をご覧下さい)
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